医局の活性化と地域医療の活性化

この度、様々なお声を受けて、医局を多方面からサポートする『医局活性化プロジェクト』を企画・運営する運びとなりました。 ご存知の通り2004年より現行の臨床研修制度が導入され、医局の体制が崩壊しつつある状況は否めません。近年、医局員 の減少が進み、地域偏在や診療科偏在が深刻化し、地域医療の衰退を危惧する声が高まっていることは周知の事実かと 思います。医局の体制が危機に瀕している今、医局の役割やメリットを改めて見直し、新しい医局のモデルケースをつくること が、今後の医療の発展のために必要なことだと考えております。

本プロジェクトは「医局を活性化させ、地域医療が活性化していく」ことを目的としています。ご承知の通り、医局は、臨床・教 育・研究に加えて、後期研修医を中心とした採用活動、他施設への医師派遣などの役割も担っていますが、現在では充分に 行われているとは言えず、各ご施設でも医師の人材確保は大変厳しい状況です。そこでまず「医局活性化チャンネル」を用い た採用活動の推進、地域の医療機関・医師との連携促進を目指して活動を行ってまいります。

私たちの取り組み

1.採用活動の課題

新専門医制度の影響もあり、医局が主体となって採用活動を行う必要性が増しています。医学生・研修医に向けて、ホームページなどを用いた積極的な情報配信が求められておりますが、医局が採用活動に投資できる人材や時間、予算は限られており充分ではありません。また、採用活動にはブランディングや媒体の選定、制作技術など、医療業界とは異なる知識・経験が求められるため、それらを医局に求めることは困難です。


2.地域の医療機関・医師との連携に関する課題

地域医療の活性化のために、医局と地域の連携は必要不可欠なものですが、現状は、医局と地域の医療機関・医師を継続的につなぐ仕組みは定まっておりません。各医局や各医療機関ごとに努力されている部分であり、教授の交代や医局員の人事異動がある中で、長期にわたってつながりを保つことは容易ではありません。医局との接点が一度失われると、再度つながりを作るきっかけがない場合もあります。


これらの課題を医局活性化チャンネルによって改善することが、医局を活性化し、その結果、地域医療を活性化することにつながることと信じております。